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2024年度末、日本の5G人口カバー率は98.4%に達した。全国1,741市区町村すべてに5G基地局が立ち、インフラとしての「整備」はほぼ完成した。それでも5Gが「使われている」実感を持つ人は少ない。NSA方式中心の展開が「なんちゃって5G」を量産し、キャリアの収益は4G時代と変わらず、5G本来の超高速・超低遅延・多数同時接続の恩恵は産業現場の実証実験にとどまる。5G普及の本当の問題は電波でも設備でもなく「キラーアプリがない」こと——インフラ投資先行・需要創出後追いという日本通信業界の構造的パターンを批評する。
スマートフォンで通話し、動画をストリーミングし、メッセージを送る。すべての裏側には「通信」という技術がある。電波・光・衛星——情報を運ぶ3つの仕組みと、日本の通信インフラの全体像を解説する。